みなさんは、「しっぺ」という言葉の意味をご存じでしょうか。アンケート調査で 、全国の現役高校生のうち39.7%が「しっぺ」の意味を「わからない」と回答していることが明らかになりました。
この調査は、10代・現役高校生を対象としたマーケティング情報サイト「ワカモノリサーチ」を運営する株式会社ワカモノリサーチが、全国の現役高校生の男女300人を対象として、2026年3月から4月にかけてインターネット上で実施したものです。
■4割が「わからない」と回答
まず、令和の高校生に「しっぺの意味がわかりますか?」と質問したところ、「わかる(60.3%)」、「わからない(39.7%)」という結果になりました。
「わからない」と答えた高校生からは、次のような声が寄せられました。
・「しっぺってなんですか」
・「しっぺ自体わかりません」
・「その言葉を初めて聞いた」
シンプルに聞いたことがなく意味がわからないという回答が中心でした。
また「なんですか?しっぺって?しっぷですか?」「強力なしっぷのこと?」など、頭の中で何とか変換しようとしたのか、湿布と混同しているとみられる回答も見られました。
中には、かろうじて聞き覚えがあるという高校生もいましたが「わからない」と回答する傾向があり、次のような声も寄せられました。
・「聞いたことあるが、具体的に何かわからない」
・「知ってるような知らないような」
・「しっぺを聞いたことはあるけど、意味は知らない」
音としては耳に届いているものの、中身までは理解できていない高校生も一定数いるようです。
さらに「東北のおばあちゃんが言ってた気がする」「どこかの方言だと思うのでわからないです」といった回答もあり、しっぺが方言やご当地ワードとして受け取られているケースもありました。
■「わかる」高校生はじゃんけんの罰ゲームで記憶
一方、意味が「わかる」と答えた高校生からは、次のような声が挙がりました。
・「じゃんけんして、負けたらしっぺみたいな遊びが小学生の時に流行ってたから」
・「小学校のときにそういう遊びがあった」
・「じゃんけんで負けたらしっぺというゲームをしていたから」
じゃんけんやゲームとセットで語られているのが特徴的で、罰ゲームという要素を通じてしっぺを記憶している高校生が多いことがわかります。
また、罰ゲームという目線では次のような声も寄せられました。
・「しっぺデコピンババチョップみたいな遊びがあった」
・「しっぺでこぴんばばちょっぷを小学校のときやったから」
・「しっぺでこぴんばばチョップ、、と続くあっち向いてホイをよくしていたから」
「しっぺ・デコピン・ババチョップ」は昭和時代にもあった、じゃんけんなどの勝敗を決めた際に行われる代表的な罰ゲームです。それが令和の現役高校生にも認知されているというのは、親世代からすると少しうれしくなる結果と言えそうです。
なお、家族とのスキンシップとしてしっぺを覚えた高校生もいました。
・「お父さんとおふざけでやっていた」
・「お父さんに教えてもらった」
・「お母さんに教わったゲーム」
家庭内で親から子へと伝授されているパターンもありそうです。
このほか「きらいなやつに」「うざかったから」「腹たったときはやる」「キレたときしっぺで反撃した」「ムカついて我慢できなかった」など、感情の高ぶりから繰り出される、いわば本気寄りのしっぺを経験した高校生も一部見られました。ただし、こうした本気勢は少数派で、多くの高校生はお笑い寄りの遊びや罰ゲームとして受け止めている様子がうかがえます。
■意味を知っていても4人に1人は「未経験」
次に、意味が「わかる」と答えた高校生に、しっぺをしたことがあるか尋ねたところ、「したことがある(75.7%)」、「したことがない(24.3%)」という結果になりました。
しっぺをしたことがある高校生からは、次のような声が寄せられました。
・「楽しいから」
・「友達とノリでやった」
・「友達とふざけてお互いやり合っていたから」
エンターテインメント要素として楽しんでいる声のほか、友達同士のノリの中で経験してきた様子が多く見られました。
一方、しっぺをしたことがない高校生からは、次のような声がありました。
・「しっぺをする機会がない」
・「やる必要がないから」
・「人を傷つけるのは怖いから」
私生活の中でそもそも出番がないという理由のほか、暴力や人を傷つける行為として認識している高校生もいるようです。しっぺに対する受け止め方が、遊びの延長として楽しむ層と、望ましくない行為として距離を置く層とに分かれつつある様子がうかがえます。
【出典】
株式会社ワカモノリサーチ























