欲しいな~って思ってるバッグがちょうどあるんだよね ©ゆるり・辰ノたむ・双葉あおい/カクコミ
欲しいな~って思ってるバッグがちょうどあるんだよね ©ゆるり・辰ノたむ・双葉あおい/カクコミ

どんなに夫婦仲がよくても、関係が突如変わることはあり得るようです。LINEマンガにて連載中の作品『愛妻家の夫には3人の不倫相手がいました』(原作:ゆるりさん/作画:辰ノたむさん/構成:双葉あおいさん)は、旦那の浮気がきっかけで少しずつトラブルに巻き込まれていく夫婦について描かれており、X(旧Twitter)にて注目を集めています。

柏原家は専業主婦の主人公・友里と、優しくて子煩悩な夫・亮介、そして3人の子どもたちに囲まれ家族円満に過ごしていました。結婚10年目を迎えたある日、突如亮介が友里の前に土下座して「ごめん浮気した」と告げます。

ひとまず友里は子どもたちを義母の家に預け、事情を問いただしました。亮介は、マッチングアプリを用いて知り合った子と男女の関係になっていたといいます。そして、その子の親から会社に手紙が届き、「関係をバラす」と脅迫を受けて高級バッグを購入させられたのでした。そのうえ亮介は、美人局のような関係が現在も続いているというのです。

友里は、今まで夫の浮気を疑ったこともありませんでした。浮気の事実を突きつけられた友里は、ボロボロと涙がこぼれ「私に不満があった?」「もし離婚するとなったら専業主婦の私はどうすれば」と胸が締め付けられる思いとなります。

亮介は警察に相談するものの、「被害届を出すと逆にあなたが訴えられる可能性もある」と一蹴されます。その理由とは、浮気相手の親から届いた手紙は「性加害を受けたので慰謝料を払え」という内容だったからです。

警察は対応してくれないと知った2人は、この問題を解決すべく亮介の知り合いだという弁護士の事務所を訪れます。弁護士とは、相手との連絡は弁護士経由ではないと応じないという姿勢で合意することとなりました。

友里は、そもそもなぜ浮気相手から脅される事態となったのか、いちから説明するように亮介を問いただします。申し訳なさそうに語った亮介の口からは、衝撃の事実が告げられました。

亮介は、浮気相手の独身女性・綾乃とすぐに親密になり、何度かホテルに行ったといいます。綾乃は2人で寝ているところを写真撮影し、「友達にハイスペな彼氏だって自慢したい」と名刺を要求しました。亮介は名刺を渡すと同時に、先ほど撮影した写真を消すように伝え、その場を後にします。

それからしばらくして、例の手紙が亮介の会社に届いたのでした。綾乃の父は「行為中の写真を撮られた」「綾乃は心も深く傷つき仕事にも行けなくなった」といい、今すぐ慰謝料として300万円を用意するようにいいます。もし用意できない場合は、2人の浮気写真を関係各所にばら撒くと迫りました。

綾乃に「亮介くんの誠意…見せてくれるよね?」と迫られた亮介は、泣く泣く200万円のバッグを買わされます。その話を聞いた友里は、子煩悩で優しいと思っていた夫はこんな人間だったのかと、あらためて絶望するのでした。

読者からは「奥さんが1番かわいそう…」「どうみても確信犯でひどい」などの声が寄せられています。そこで、作品の作画担当の辰ノたむさんに話を聞きました。

■現代では誰もが『サレ妻』になる可能性を秘めている

-同作を描くことになったきっかけについて教えてください

以前から自身のブログなどで体験談をベースにしたコミックエッセイを連載していたのですが、それを見たカクコミの担当者様が作画のオファーをくださったことがきっかけです。

-作品を描くうえで、意識したことはありますか?

幅広い層に受け入れられやすいよう、シンプルで親しみやすい絵柄を意識してキャラクターデザインを考えました。描き込みが多いと画面の情報量が増えすぎてしまうため、本当に大事なシーンだけを効果的にカラーにする工夫などをしています。

-今後、この柏原家はどうなっていってしまうのか、目が離せない展開でした

ありがとうございます!離婚を選択するのか、それとも再構築を選ぶのか……どちらを選んでも険しい道になると思います。

現代では男性の不倫率は20%を超えているとも言われており、誰もが「サレ妻(不倫をされた妻)」になる可能性を秘めています。今後、主人公であるサレ妻の友里が、どのようにして「シタ夫(不倫をした夫)」や不倫相手たちと対峙していくのか、ぜひ楽しみに見守っていただければ幸いです!

(海川 まこと/漫画収集家)