完成したモニュメント=大蔵海岸通1
完成したモニュメント=大蔵海岸通1

 明石海峡大橋や淡路島を望む兵庫県明石市の大蔵海岸芝生広場(大蔵海岸通1)に、モニュメント「@AKASHI」が完成した。明石北ロータリークラブが創立50周年を記念して市に寄贈。水平線から顔をのぞかせる朝日をイメージしており、関係者らは「新たな撮影スポットとして町の魅力発信につながれば」と期待する。

 モニュメントは高さ1・8メートル、幅約2メートル、厚さ約20センチ。同クラブが地域活性化に役立ててもらおうと寄贈し、9月末にあった除幕式でお披露目された。

 市によると、同海岸の海水浴客は年間20万人に上り、ランニングやサイクリングなどで訪れる人も多い。式典で同クラブの岸本泰浩会長は「国際的なビーチスポーツの大会誘致も検討されている。たくさん写真を撮ってもらい、美しく過ごしやすい町、スポーツと活気あふれる明石の魅力を世界に発信してもらえたら」と期待した。

 11月の神戸マラソンでコースが同海岸まで延伸されることもあり、丸谷聡子明石市長は「モニュメントを一つの発信拠点に、海岸の魅力をさらに高めていきたい」と感謝した。

 散歩でよく訪れるという近くの男性(77)は「最高のロケーション。いろいろな人が訪れる場所なのでPRになると思う」と話していた。

 同クラブは他に、17号池魚住みんな公園(魚住町清水)に国旗掲揚ポールも寄贈した。(赤松沙和)