水俣病被害以前の漁民の暮らしを象徴するタコつぼなどが並ぶ会場=国立民族学博物館
水俣病被害以前の漁民の暮らしを象徴するタコつぼなどが並ぶ会場=国立民族学博物館

 水俣病が発生した地域でまちづくりや記憶の継承に尽力してきた人々に焦点を当てた企画展「水俣病を伝える」が、国立民族学博物館(大阪府吹田市)で開かれている。同館の平井京之介教授が熊本県南部の水俣・芦北地域で実施したフィールドワークから、被害の実相を伝える。