9月に開幕するラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会で、兵庫県姫路市は同10日午後7時半から、日本代表の初戦となるチリ戦のパブリックビューイング(PV)を姫路城三の丸広場(同市本町)で開催する。同城の大天守を背景に、約500インチの大型スクリーンを設置。W杯の出場経験がある現役選手がゲスト参加し、試合や大会の見どころを解説する。(田中宏樹)
市が、姫路城の世界遺産登録30年の記念事業として企画。4年前のW杯日本大会では、同城の姉妹城があるウェールズ代表の試合のPVを実施したが、日本戦は今回が初めてという。
当日は2015年W杯で日本代表としてプレーした、コベルコ神戸スティーラーズの日和佐篤選手(36)=神戸市出身=や、チームメートの前田翔選手(24)をゲストに招く。午後8時の試合開始に先立ち、同7時半から県ラグビー協会の中島誠一郎理事長=姫路市在住=らを交え、試合のポイントなどを語り合う。
会場には食べ物や飲み物を自由に持ち込める。またビールやソフトドリンク、軽食なども販売する。市スポーツ振興室は「ラグビーに興味を持つきっかけになればうれしい。多くの人と一緒に観戦して、大会を盛り上げてほしい」と呼びかける。
試合終了は午後9時35分の予定。無料。雨天決行、荒天中止。芝生に座って観戦するため、入場者はレジャーシートなどを持参する。同室TEL079・221・2797