12歳の夏に慢性腎不全と診断され、人工透析を48年間続ける男性がいる。姫路市林田町の小林延也さん(60)。長い治療期間が影響して手首や指先は思うように動かせず、2年前には肝臓がんも患った。身長144センチの小さな体は満身創痍(そうい)だが、自宅では認知症が進む母文子さん(83)の世話をする。「この体で生きられたのは家族の支えがあったおかげ」。文子さんに用意する毎日の食事には、そんな感謝の気持ちを込める。(田中宏樹)
12歳の夏に慢性腎不全と診断され、人工透析を48年間続ける男性がいる。姫路市林田町の小林延也さん(60)。長い治療期間が影響して手首や指先は思うように動かせず、2年前には肝臓がんも患った。身長144センチの小さな体は満身創痍(そうい)だが、自宅では認知症が進む母文子さん(83)の世話をする。「この体で生きられたのは家族の支えがあったおかげ」。文子さんに用意する毎日の食事には、そんな感謝の気持ちを込める。(田中宏樹)