神戸市が活用を模索している「須磨一ノ谷プラザ」。現在は市バスの待機所にもなっている=須磨区一ノ谷町5
神戸市が活用を模索している「須磨一ノ谷プラザ」。現在は市バスの待機所にもなっている=須磨区一ノ谷町5

 神戸市が須磨浦公園(同市須磨区)にある「須磨一ノ谷プラザ」(閉館中)の活用策を模索している。65年前に勤労会館として開設された建物は老朽化。桜の名所やレジャー施設に近い好立地ながら、ポテンシャルを生かせていないのが現状だ。市は2度目となる「サウンディング型市場調査」を実施し、民間から活用のアイデアを募っている。(井沢泰斗)

神戸市、対象エリア広げ2度目の市場調査

 同プラザ(2階建て地下1階、延べ床面積約千平方メートル)は1959年、宿泊機能を備えた「勤労会館 海の家」としてオープン。2006年にいったん閉館して耐震工事を施し、07年から同プラザとして再開した。以来、NPO法人が貸し館業務などを担ってきたが、建て替えや改修でにぎわい拠点としての活用を図るため、23年1月に閉館した。