〈1〉あなたが最初に議員を志したきっかけや、今回の選挙に立候補する理由を教えて下さい。また、どんな理念や姿勢を大切にして、市議会でどのような役割を果たそうと考えていますか。
私は昨年の夏から1年以上に渡って川西市議会を継続的に傍聴してきましたが、自民、公明、維新、立憲など大手政党議員がすべての市長提案に無条件賛成するシーンをずっと見てきました。是々非々で判断している議員は全体の3分の1にすぎず、はっきりと川西市議会は二元代表制が形骸化していると断言できます。3分の2が自らの議決権を放棄し、市長に忠誠を誓っているポチ議会を革め、議会を市民に取り戻すことが私の大きな使命です。何故3分の2が市長提案に全ポチ賛成するかというと、そもそも考える脳力がない、党として首長と敵対したくない、会派内の先輩議員がすべて決めているなど、様々な理由が複合しています。選挙の時だけ、やたらと「〇〇無償化」を集票目的で連発する有名政党がありますが、彼らはそれをこの4年の間まったく提案してこなかったのだから、ヤル気がないことは明らかです。私は地に足ついた提案で市と地域の活性化に取り組みます。
〈2〉越田市政の4年間を評価すると、100点満点で何点ですか。
65点
(理由)幼稚園の再編や、地域交通、病院移転など多くの問題で、地域間格差の問題が露呈。職員が1度決めた計画を変更する柔軟性が市長には欠如している。民間事業者を儲けさせるために公立幼稚園を潰す施政には大いに疑問。
〈3〉市の財政課題に対する取り組みをどう評価しますか。また、健全化を推し進めるための方策について、あなたの考えを述べてください。
行革は単純に収入を増やし、支出を減らすしかない。収入増は新名神周辺を開発、企業誘致し、市の北側の玄関口として整備。「清和源氏のまち」定着の諸施策(資料館開館、源満仲アニメ化など)を実行、多くの人が交流する「まち」にして市内GDPアップ。
〈4〉人口減少の時代にあって、川西市に求められる具体的な針路を提案してください。
人口減少の前提が間違い。人口増、多子化社会を実現する諸策、支援策を打ち出すべき。現実に、知人に6人とか8人の子供がいる家庭があるが、その方らが飛びぬけて経済力があるようには映らない。要は価値観の問題であり、多子化のヒントがあるように思う。