港を望む丘で色づくセンニチコウ=神戸市中央区北野町1
港を望む丘で色づくセンニチコウ=神戸市中央区北野町1

 ピンクや濃い紅色の「センニチコウ」が、神戸市中央区の神戸布引ハーブ園で見頃を迎えている。球形の小さな花に見える「苞」が、海を望む丘の上で秋風に揺れ、大勢の来園者を楽しませている。

 ヒユ科の一年草で、ドライフラワーにしても色あせないことから「千日紅」と名付けられた。色鮮やかな花に見えるのは葉が集まった苞で、大きさは大人の親指ぐらい。同園では約2500株が敷地約200平方メートルに広がっている。

 大阪府茨木市から母や友だちらと訪れた小学3年の児童(8)は「丸い部分が、小さくてとってもかわいらしい」と話していた。見頃は11月中旬まで。同月3~5日には無料の摘み取り体験がある(雨天の場合は中止)。

 神戸布引ハーブ園TEL078・271・1160

(笠原次郎)