兵庫県議会の自民党など4会派と無所属議員から即時辞職の申し入れを受け、兵庫県の斎藤元彦知事は12日、報道陣の取材に応じ、「私に至らない点やよくない点はあるが、それでもなお県政を担わせてもらいたいという強い思いがある」と話し、辞職しない考えを示した。
4会派は申し入れ書で、県議会調査特別委員会(百条委員会)での発言などを踏まえ、知事は道義的責任を有した態度ではないなどと批判し、斎藤知事は「議会の指摘は大変重い」とした。
また、19日から始まる県議会定例会で不信任決議案が提出された場合の対応を問われると、斎藤知事は「(可決されれば)法律にのっとって考えていきたい。4年間の任期で負託を受けたので、任期を務めたい」と述べた。(金 慶順)