19日の県議会を前に取材に応じる斎藤元彦知事=18日午後、神戸市中央区、兵庫県庁(撮影・大田将之)
19日の県議会を前に取材に応じる斎藤元彦知事=18日午後、神戸市中央区、兵庫県庁(撮影・大田将之)

 兵庫県議会で斎藤元彦知事に対する不信任決議案が19日に提出されるのを前に、斎藤知事は18日午後、報道陣の取材に応じた。一問一答は次の通り。(門田晋一)

 -定例議会が19日に始まる。今の心境は。

 「米や日用品が高くなっており、物価高騰対策としてプレミアム付きデジタル商品券の第4弾の費用を補正予算に盛り込んだ。少しでも県民の暮らしを支えたい」

 -不信任決議案が提出され、可決される見通しだ。(知事の)失職か議会の解散のほか、(知事の)辞職、(知事の)出直し選挙という選択肢もある。ただ議会の解散には大義がない、との声も上がっている。

 「今の県政の状況について、県民、県議会議員に改めて申し訳ないと思う。不信任決議案を提出、可決するかは議会の判断だ。どういう選択をすべきか、しっかり考える」

 -このような状況を招いた責任は、どこにあると考えているか。

 「一つ一つの事業をしっかり進めることが大事だ。(元西播磨県民局長が作成した告発)文書問題については、報道を含めて厳しい指摘、批判を大変重く受け止めなければならない。県としては、文書問題への対応をやってきたが、百条委員会の審議の中で指摘された言動は反省しなければいけない」

 -これまで責任の取り方について問われ、「続投する」と答えてきた。