日本へそ公園内に設置されたアメダスの気温計=西脇市上比延町
日本へそ公園内に設置されたアメダスの気温計=西脇市上比延町

 今年の夏は最高気温が連日40度に迫り、まさしく異常気象だった。気象庁の地域気象観測システム「アメダス」がある西脇市では8月、全国最高気温を2日連続で記録したことが話題となった。なぜこんなに暑かったのか。「災害級」の暑さは来年以降も続くのか。(伊田雄馬)

 「西脇市は2日連続で、全国一の『ホットな街』になりました」。8月下旬の同市内の夏祭りで、片山象三市長があいさつした。同市では同月13、14の両日、最高気温が39・5度に達し、全国最高となった。

 気象庁がまとめたデータからは、今夏の異常さが浮かび上がる。同市でこれまで記録された最高気温は2020年8月30日に観測された39・2度だったが、今年8月だけで3日間(13、14、18日)がそれ以上に。歴代上位10日のうち5日を同月が占めた。