10月27日の衆院選で「ゼロ票確認」を行ったとするXの投稿(本人の許可を得ています)
10月27日の衆院選で「ゼロ票確認」を行ったとするXの投稿(本人の許可を得ています)

 「選挙の投票は朝一番に限る」。そんなことを言う知人がいたので、理由を尋ねた。空気が爽やかだから? 後はもう気兼ねなく自由に過ごせるから? 残念ながら、いずれも不正解。「『零(ゼロ)票確認』ですよ。え? もしかして、記者なのに知らないの?」。教えてもらって、記者も体験してみた。(井上太郎)

SNSで注目度高まる?

 この知人は、記者(36)がいつも髪を切ってもらう美容師の男性(55)=神戸市中央区。ランニングが趣味で、今年はちょっとした悩みがあるという。

 告発文書問題に端を発した兵庫県知事選挙の投開票日と、神戸マラソンの開催日が同じ「11月17日」で重なったことだ。

 マラソンのスタートはもちろん、朝。知事選の日程が決まったとき、男性は人知れず、「うわ、零票確認できへんかも」と頭を抱えたそうだ。