多様な学びの在り方を提案する市民団体「どんな子も暮らしやすい西宮を考える会」が、兵庫県の高校入試制度や学校選びをテーマにアンケートを実施した。回答からは、兵庫の公立高入試で大きな比重となっている「内申点」がプレッシャーとなっている現状のほか、障害のある生徒らの高校選びの難しさといった切実な悩みも浮かび上がった。(久保田麻依子)
■高校入試、良い点、悪い点は?
アンケートは2023年9~11月、インターネットで実施。県内外から保護者を中心に232件の回答があり、24年夏に結果を公開した。同会の萩原真代表は「障害の有無によらず、入試のために窮屈な中学生活を送っている子が多いことが分かった。入試制度を見直すきっかけの一助になれば」と話す。