任期満了に伴う宍粟市長選(4月20日告示、27日投開票)に、新人の赤硲康之氏(46)=同市山崎町庄能=が16日、立候補することを表明した。赤硲氏は「地方から日本を変えていく。この地で小さな波を起こしたい」と語った。
赤硲氏は和歌山県出身。旧県立串本高校、旧大阪科学工業専門学校を卒業後、人材派遣や飲食関係の会社に勤めた。今年1月に宍粟市へ移住。同2月まで大阪府内で自動車整備会社を経営していた。地域政党「宍粟党」に所属している。
同日、姫路市内で会見した赤硲氏は、豊かな自然や文化・歴史の保護、行政改革、生活インフラ整備などの目標を挙げ「市の関係人口を増やし、地域が強くなるための基盤づくりを進めていきたい」と述べた。
宍粟市長選では、現職の福元晶三氏(71)と、同市議の大畑利明氏(72)が立候補を表明している。(辰巳直之)