パリ五輪競泳女子リレー種目で、2大会連続の代表入りが決まった白井璃緒(24)=宝塚市出身=が4日、大阪市内で所属するミズノのスポーツ体験会に参加し、子どもたちとふれあった。イベント後の取材で、出場予定のリレー2種目について「国の代表として出るので、しっかり決勝に進出するため、個人でも高い設定のタイムを狙っていく」と抱負を語った。
白井は3月の五輪代表選考会女子100メートル背泳ぎで1位、200メートル自由形で2位に。いずれも派遣標準記録には届かず個人種目の出場は逃したが、同月27日、リレー要員として代表入りが発表された。「おまけで入ったみたいなものだった前回五輪と比べ、今回は自分の力でつかみ取れたので、本当にほっとしたし、すごくうれしかった」と心境を語った。
かつては「いろんな面で不安しかなく、大会の前も期間中も泣いていた」という白井。東洋大からミズノに入社して3年目となり、国際大会の経験も重ね、今回の選考会では「周りを見る心の余裕ができた。落ち着いて、自分のやるべきことは全てできた」と精神的な成長を実感する。