広島市安佐南区の広陵高
 広島市安佐南区の広陵高

 広島市の広陵高野球部で2023年に元部員が暴力被害に遭ったと訴えた問題で、交流サイト(SNS)上で加害者とされた生徒が誹謗中傷を受けたとして、代理人弁護士が4日、東京地裁に発信者情報開示命令を申し立て認められたと明らかにした。4月27日付。

 代理人弁護士によると、開示された情報を基に特定した発信者は2人で、近く損害賠償請求訴訟を起こす方針。

 元部員の訴えに基づき学校側が設置した第三者委員会は「(暴力被害の)事実を認めることは困難」と判断していた。

 代理人弁護士によると、開示請求の結果、地裁は「事実に反する投稿であり名指しされた生徒の名誉を毀損するものである」と認定。SNSを運営する米メタ(旧フェイスブック)が発信者のメールアドレスと携帯番号を開示した。

 野球部では昨年1月にも別の暴力問題があり、第三者委は「重大な人権侵害」と結論づけていた。