北海道の十勝岳(2077メートル)の噴火警戒レベルが3の「入山規制」に引き上げられてから、19日で1週間。紅葉シーズンを目前に、周辺の温泉宿ではキャンセルが相次ぐ。100年前の噴火では144人が犠牲になり、国は積雪期の噴火に備え堤防工事を急ぐ。専門家は「泥流だけでなく、降灰や火砕流など幅広い想定をしておくべきだ」と注意を呼びかける。
十勝岳本峰の真下から景色を楽しめる「十勝岳望岳台」周辺では9月中旬、入山を規制するロープや看板が設置され、観光客は外から山並みを撮影していた。関係者によると、例年の同時期は1日千人超が施設を訪れたが、レベル引き上げ後は半数以下に激減した。
札幌管区気象台は、火口から約3キロ以内に噴石が飛散する可能性があるとして、周辺の1市4町に警戒を呼びかける。
上富良野町は、十勝岳温泉地区に高齢者等避難を発出。同地区にある「湯元凌雲閣」の女将青野範子さん(60)によると、引き上げ以降に50件以上の予約が取りやめに。「10月2週目まで満杯だったが、キャンセルが相次いでいる」























