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平尾誠二さん特集

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ラグビーに対する愛情と経験を生かした活動の展望について語る左から林さん、平尾さん、大八木さん=神戸市東灘区
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ラグビーに対する愛情と経験を生かした活動の展望について語る左から林さん、平尾さん、大八木さん=神戸市東灘区
東日本大震災の復興支援試合の新日鉄釜石OB戦で、神戸製鋼OBとして出場した平尾誠二さん=2012年9月、東京・秩父宮ラグビー場
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東日本大震災の復興支援試合の新日鉄釜石OB戦で、神戸製鋼OBとして出場した平尾誠二さん=2012年9月、東京・秩父宮ラグビー場

 卓越したリーダーシップで日本のラグビー界に一時代を築いた平尾誠二さん(53)が20日朝、亡くなった。神戸製鋼で7年連続日本一を成し遂げ、現役引退後もスポーツ界の発展に尽力した。ゆかりの地では、ファンや関係者が名選手の早すぎる訃報を惜しんだ。

 同志社大時代の同級生で、地域ぐるみで神戸製鋼を応援する芦屋市本通り商店会の島谷充彦会長(53)は「学生時代からスターで憧れだった。平尾選手の活躍に触れたことが、今の取り組みにつながっている。対談なども企画したかったのに、早すぎる」と悔やんだ。

 兵庫県ラグビー協会の松原忠利理事長(62)は昨年12月にノエビアスタジアム神戸で会った際、平尾さんの痩せた顔つきを見て心配していたという。

 「『食事制限しているが、現役の頃と同じ体重でちょうどいいんですわ』と話していたが…」と絶句。「何かにつけて彼の影響力は大きく、県内のラグビー活性化につながっていた。県内でも開催される(2019年の)ワールドカップ日本大会に向け、まだまだ力を貸してほしかった」と惜しんだ。

 神戸製鋼神戸本社近くにあり、現役時代に平尾さんが頻繁に足を運んだというお好み焼き店「やちゃぼう」(神戸市灘区岩屋北町)。山川慎吾店長(58)は「今年5月、店の近くでやせ細った姿を見かけ心配していた。これからもっとラグビー界を盛り上げてほしかった」と声を落とした。

2016/10/20
 

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