連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

平尾誠二さん特集

  • 印刷
ファンゾーンに設けられた寄せ書きボード。平尾さんの写真がプリントされた=2019年9月28日、神戸市中央区波止場町
拡大
ファンゾーンに設けられた寄せ書きボード。平尾さんの写真がプリントされた=2019年9月28日、神戸市中央区波止場町
現在は1点をノエビアスタジアム神戸で展示中。感謝のメッセージがつづられている=神戸市兵庫区御崎町1
拡大
現在は1点をノエビアスタジアム神戸で展示中。感謝のメッセージがつづられている=神戸市兵庫区御崎町1

 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の期間中、神戸・メリケンパークのファンゾーンに設置された元日本代表監督、故平尾誠二さんへの寄せ書きボード(縦1・8メートル、横3・6メートル)には連日、メッセージを書き込む人が絶えなかった。「神戸でW杯をありがとう」「W杯を一緒に見たかった」-。神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネジャーだった2016年10月に53歳で亡くなった平尾さんを慕い、残された多くのメッセージはどうなったのだろう。

 神戸市によると、試合会場のノエビアスタジアム神戸での試合開催日や日本代表の試合があった計8日間、ボードを設置。担当者によると「おおむね1日500人程度がメッセージを寄せてくれた」という。ボードに張られたシートは1日ごとに取り換えられ、寄せ書きは計8枚に上った。

 市は寄せ書きを「W杯のレガシー(遺産)」として、一般公開することを計画。昨年末には同スタジアムのエントランスに1枚を展示した。ただ、残り7枚は保管し、未公開のままだ。

 市は阪神・淡路大震災の際に国内外から寄せられた手紙など5千点以上を保管し、追悼行事などで一部を展示。平尾さんへの寄せ書きについても「人々の思いが込められたもの」として今後、平尾さんの遺族ら関係者と調整し、活用法を考えるという。市は「常設展示できる場所を探し、ラグビーの普及や発展に生かしていきたい」としている。(辰巳直之)

2020/1/9
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ