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平尾誠二さん特集

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平尾誠二さん死去の一報にふれ、報道陣の質問に答える神戸製鋼の橋本大輝主将=20日午後、神戸市東灘区御影浜町(撮影・笠原次郎)
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平尾誠二さん死去の一報にふれ、報道陣の質問に答える神戸製鋼の橋本大輝主将=20日午後、神戸市東灘区御影浜町(撮影・笠原次郎)

 神戸製鋼ラグビー部のゼネラルマネジャー(GM)を務めていた平尾誠二さんが20日に亡くなったことを受け、選手たちには驚きや悲しみが広がった。

 この日、午前練習を終えた選手たちは午後2時にクラブハウスに再び集められ、水上孝一ラグビー部長から悲報が伝えられた。平尾さんと同じ同大出身の正面健司は「試合後は『今日おったか』とか辛口で言われたりもしましたが、いつも気にかけてくれた」としみじみ。生え抜き12年目の平島久照は「グラウンドにいる平尾さんをもう見られないのは悲しい。元気に戻って来てくれると思っていたが…」とうつむいた。

 平尾さんと同じCTBの山中亮平は「僕がラグビーできているのは平尾さんのおかげ」と感謝する。2011年から2年間の資格停止処分を経験した山中は「『今は我慢するときや』といろいろフォローしてもらい、それで踏ん張れた」と振り返った。

 平尾さんは病床でも練習の映像をチェックしていたという。伏見工高、同大の後輩でもあるラグビー部広報の中山光行さんは「8月ごろには『いい(ラグビー)スタイルになってきたんちゃうか』と電話で話していた。試合も見ていたはず」と明かした。

 チームは22日に三重県でトップリーグ・ホンダ戦を迎える。試合前には黙とうをささげ、喪章を着けて臨む予定だ。5年連続で主将を務める橋本大輝は、「主将1年目に2人きりで話したとき、『神戸製鋼は常勝軍団でなければいけない』と熱く語られていた。勝つことで報いたい」。伊藤鐘史は「今年の春、ミーティングで『優勝してくれ』と言われたのが最後になって悲しいが、その言葉通り優勝したい」と決意を口にした。(山本哲志、小川康介)

2016/10/21
 

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