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平尾誠二さん特集

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チーム再建への思いを熱く語る神戸製鋼ラグビー部の平尾誠二さん=2007年4月、神戸市東灘区
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チーム再建への思いを熱く語る神戸製鋼ラグビー部の平尾誠二さん=2007年4月、神戸市東灘区

 神戸製鋼、日本ラグビーを引っ張ってきた平尾さんは、各方面にメッセージを残してきた。その発言の数々を神戸新聞の記事から抜粋した。

 「(現役引退に)やり残したことがたくさんあるような気もするが、昨年も実質的にはプレーしていなかったから、特別な感慨はない」

(1998年1月掲載)

「子どもたちにはスポーツを通じ、できなかったことが実現できる感動を体験してほしい」

(1998年2月掲載)

 「日本の練習の特徴は形から入りすぎること。個人より先に組織を鍛えたがる」

 「自分の意思で取り組む練習にこそ意味がある。新しい突破口を見いだすには、想像力が必要になる」

(2000年1月掲載)

 「(全国社会人大会で7連覇時代以来の8度目優勝を飾り)今日勝ったことで、新日鉄釜石を超えたんだと思う」

(2000年1月掲載)

「実は神鋼の7連覇時代、技術レベルの高い選手より、自分で考えられる選手を意識して集めた。常に組織の全体状況を見ながら、自分の役割を考えて行動を起こす。そんな個人の集まりが理想的な組織といえる」

(2003年1月掲載)

 「阪神・淡路大震災は大きな試練だった。震災の2日前に日本一になったが、その後4年間は優勝できなかった。しかし、震災を理由にしたくはなかった。どうにか乗り越え、もう一度日本一になろうと意地にもなっていた」

 「(震災で)個人の非力さも痛感した。周囲の助けで生かされているという感覚が強くなり、コミュニティーに興味を持つようになった」

(2004年8月掲載)

 「球を獲得することとは自由を手に入れること。そこから奔放なプレーを繰り出す楽しさがラグビーの醍醐味(だいごみ)」

(2005年6月掲載)

 「神戸はいい意味で素っ気のない街。個人を尊重するところがあって、勝手にしてても許される。だから住みやすかった」

 「挑戦的に生きることがすごく大事。今一番のリスクは、リスクを背負わないこと。もう50歳になりましたが、顧みたとき『生きてきてよかったな』と思う。挑戦的で危なっかしい決断の方が多かったと思うんですが、一切悔いはありません」

(2014年1月掲載)

 「ラグビー人気を一気に巻き返す上でW杯は起爆剤になる。この時代に神戸に生きて、W杯を経験できてよかったと思っていただける大会になればいい」

(2015年6月掲載)

2017/2/10
 

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