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平尾誠二さん特集

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神戸製鋼が7連覇を達成した全国社会人大会決勝で攻め込む平尾誠二さん(左)=1995年1月、東京・秩父宮ラグビー場
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神戸製鋼が7連覇を達成した全国社会人大会決勝で攻め込む平尾誠二さん(左)=1995年1月、東京・秩父宮ラグビー場

 20日に53歳で亡くなった神戸製鋼ラグビー部ゼネラルマネジャー(GM)平尾誠二氏の親族が25日、日本ラグビー協会を通じてメッセージを公表し、平尾氏が胆管細胞がんを患っていたことを明らかにした。

 メッセージには平尾氏が昨秋から闘病し、家族に見守られて息を引き取ったことや、23日に家族で密葬を済ませたことが記され、「みなさまに支えられ、最期まで幸せな人生を送ることができました」などと感謝の言葉が並べられていた。

 平尾氏は体調を崩した後も、神戸製鋼と日本ラグビー界の発展を気に掛けていたという。メッセージには「ラグビー・ワールドカップ2019日本大会の成功と日本代表の勝利は平尾の夢でした」とあり、「見届けることができず、無念であったことと存じます。私どもも深い悲しみの中におり、静かに見守っていただけるようお願い申し上げます」としている。(小川康介)

<< メッセージ全文 >>

 平尾誠二を応援してくださった皆さまへ

 平尾誠二は10月20日午前7時16分に天国というフィールドに旅立ちました。

 昨年の秋から胆管細胞がんを患い、闘ってまいりましたが、残念ながら回復することは叶わず、最期は家族に見守られて、静かに息を引き取りました。10月23日に、私たち家族による密葬を済ませました。平尾の死を惜しむ皆さまの声は本人に届いていたものと思います。この場を借りて御礼申し上げます。

 平尾は体調を崩してからもずっと、GMを務めていた神戸製鋼ラグビー部の成長と、日本ラグビー界の発展を気にかけており、時には現役時代同様の鋭い眼差しで、熱くラグビーを語ることもありました。ラグビーワールドカップ2019日本大会の成功と日本代表の勝利は平尾の夢でした。見届けることができず、本人はさぞや無念であったことと存じます。

 平尾誠二は皆さまに支えられて、最期まで幸せな人生を送ることができました。長きにわたり、平尾誠二を応援していただいたことに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。残された私どもも深い悲しみの中におります。静かに見守って頂ける様お願い申し上げます。

                       

2016年10月25日

親族一同

2016/10/25
 

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