大震災から1カ月後、津波で建物に打ち上げられたままの観光船=2011年4月、岩手県大槌町
大震災から1カ月後、津波で建物に打ち上げられたままの観光船=2011年4月、岩手県大槌町

 東北地方の太平洋側にある岩手、宮城、福島の3県を中心に津波(つなみ)がおそい、大きな被害(ひがい)が出た東日本大震災(ひがしにほんだいしんさい)と東京電力福島第1原発事故(げんぱつじこ)から3月11日で14年になりました。津波に流されたり、地震(じしん)で家がたおれたりして1万5900人が死亡(しぼう)し、今も2520人のゆくえが分かっていません。地震では助かっても、苦しい避難(ひなん)生活などが原因(げんいん)で体が悪くなって亡(な)くなる「災害関連死(さいがいかんれんし)」も3808人に上っています。