みなさんは、自身が使用しているスマホの月額料金についてどのように感じていますか。株式会社WACARU NET(東京都中央区)が実施した「スマホ料金の設定・見直し方法や料金」に関する意識調査によると、8割前後が「大手キャリア3社(ドコモ・au・ソフトバンク)は高いと感じる」と回答したことがわかりました。では、「妥当だと思う料金」のキャリアはどこが挙げられたのでしょうか。
調査は、クラウドソーシングサービスに在籍する20~60代の男女695人を対象として、2025年9月にインターネットで実施されました。
まず、「スマホの月額料金」を尋ねたところ、「3000円~4999円」(25.8%)が最多となり、「5000円未満」が約7割を占めました。
これを年代別に見ると、30代から60代の広い世代で、「1000円~2999円」が3割~4割であるのに対し、「1000円未満」は約1割にとどまり、通信費用を安くしたいという意識を持ちつつ、プランの相場や通信クオリティも考慮していることがうかがえました。
一方、20代では「1万円以上」(17.5%)が他の世代と比べて突出して高くなり、若い世代のほうが通信費用にコストをかける傾向が見られました。
続けて、「携帯キャリア別の月額料金の感じ方」について、「高いと感じる」と答えた割合を見ると、「NTTドコモ」(78.2%)、「ソフトバンク」(83.4%)、「au」(84.9%)の大手3社はいずれも8割前後となりました。
一方で、料金を「妥当だと思う」と答えた割合は、基本料金が無料でデータをトッピングするシステムの「povo」(60.7%)や、LINEのカウントフリーの提供など独自のプランを展開している「LINEMO」(70.0%)が上位に挙がりました。
そこで、「スマホ料金を見直したいと思う」と答えた割合を調べたところ、「1000円~2999円」の層が45.9%だったのに対して、「5000円~6999円」の層では80.0%と、月額料金が高くなるにつれて割合が多くなる傾向が見られました。
また、「スマホ料金を見直したい理由」としては、「料金が高いから」(56.7%)が最多となったほか、「データ容量が足りないから」(11.2%)や「データ容量が余っているから」(10.9%)、「通信速度・品質に不満があるから」(10.7%)といったデータ容量のバランスや通信クオリティに関して契約を見直したいという意見も一定数見られました。
最後に、「スマホ料金見直しで最も重視するポイント」を尋ねたところ、「月額料金の安さ」(65.9%)や「通信速度・品質」(14.8%)が上位となり、料金だけではなく通信クオリティや快適性も重視していることがわかる結果となりました。
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【出典】
▽株式会社WACARU NET/スマホ料金の見直しに関してのアンケート調査
























