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もの知り投資学

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 4月から電力小売りが全面自由化され、大手電力による地域独占はなくなります。家庭でも電力会社を自由に選べるようになるのです。今回は多くの電力会社から、自分に合った料金プランを選ぶ方法を考えましょう。

 まずは検針票をチェックしてみましょう。電気料金は、基本料金や最低料金といった固定部分と、使用量に応じて増減する電力量料金に分かれています。基本料金は一度に使える電気機器の大きさを示す契約容量によって変わります。契約容量が30アンペアと40アンペアでは、後者の方が高くなります。関西、中国、四国、沖縄の4電力は最低料金制を採用しており、アンペアと関係なく値段は一緒です。これらを電気料金とともに把握しておきましょう。

 新規参入の電力会社(新電力)や大手電力は、4月の自由化を前に新たな料金プランを相次いで発表しています。既存の電気料金と比べながら中身を見ると、電気をたくさん使う家庭ほど1キロワット時当たりの単価が安くなる傾向があります。1人暮らしなど使用量が少ない人が切り替えると、かえって高くなる場合もあるので注意が必要です。

 そこで役立つのがカカクコムやエネチェンジ(いずれも東京)といった電気料金の比較サイトです。住んでいる地域の郵便番号や一緒に暮らしている人数、電気をよく使う時間帯などを入力すると、節約できる電気料金が大きい順に表示されます。比較結果を参考にして電力会社を絞り込めば、選ぶ作業が楽になります。

 携帯電話や都市ガス、ケーブルテレビなどとのセット割引もたくさん出てきました。生活スタイルに合うようでしたら、セット契約も考慮する価値があります。

 ただ、まだ全ての料金が出そろった訳ではありません。東京ガスのように他社を見ながら価格を引き下げる例も出ています。焦って決める必要はなく、自由化を機に電気の使い方を検証してみるのも良いでしょう。

2016/3/2
 

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