市民からの質問に答える京都大の小泉昭夫名誉教授(左)ら=明石市上ノ丸2
市民からの質問に答える京都大の小泉昭夫名誉教授(左)ら=明石市上ノ丸2

 血液検査で明石市民の血中から健康へのリスク増加が懸念される濃度の有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題で、検査をした市民団体「明石川流域のPFAS汚染を考える会」が8日、明石市立文化博物館(同市上ノ丸2)で報告会を開いた。解析に協力した京都大の小泉昭夫名誉教授らが登壇。調査結果を報告し、市民らからの質問に答えた。(領五菜月)

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 検査は7月に実施。明石川などから取水した水道水が供給される配水場の地域に10年以上暮らす33人のうち、16人が米国学術機関の指針値(血液1ミリリットル当たり20ナノグラム)を超えたと報告した。