かつて「東洋一」とたたえられた建造物が神戸・新開地にあった。120年に及ぶまちの歴史の最盛期という大正末期に建てられた「神戸タワー」だ。戦火を乗り越え、まちの趨勢(すうせい)を見つめ続けたシンボルも、解体から半世紀以上がたち、地元住民の記憶からも消えかかっている。(長沢伸一)
かつて「東洋一」とたたえられた建造物が神戸・新開地にあった。120年に及ぶまちの歴史の最盛期という大正末期に建てられた「神戸タワー」だ。戦火を乗り越え、まちの趨勢(すうせい)を見つめ続けたシンボルも、解体から半世紀以上がたち、地元住民の記憶からも消えかかっている。(長沢伸一)