女子52キロ級決勝で対戦相手を抑え込む阿部詩(上)(国際柔道連盟提供・共同)
女子52キロ級決勝で対戦相手を抑え込む阿部詩(上)(国際柔道連盟提供・共同)

 柔道のグランドスラム・バクー大会第1日は14日、バクーで男女計5階級が行われ、パリ五輪金メダルで女子48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)と同五輪代表で女子52キロ級の阿部詩(パーク24、夙川高出身)が優勝した。ともに昨夏の五輪後初実戦だった。

■新たな挑戦「闘うのが自分だ」

 優勝を決めると畳の上で両拳を固く握りしめ、大きく息をついた。女子52キロ級の阿部は全3試合で一本勝ち。2回戦敗退に終わった昨夏のパリ五輪から注目の復帰戦で、たくましく再起へ踏み出した。「自分自身の柔道を貫く」。強い志で表彰台の頂点に返り咲いた。