手術室に入り、医療器具について説明を受ける安田瑞葉さん(中央)と母の敦子さん(右)=三田市天神1
手術室に入り、医療器具について説明を受ける安田瑞葉さん(中央)と母の敦子さん(右)=三田市天神1

 幼くして父を亡くし、医師を目指している三田市立ゆりのき台小学校3年の安田瑞葉(みずは)さん(9)が23日、平島病院(三田市天神1)で医療現場を体感した。子どもの夢を実現しようと三田市商工会青年部が取り組むプロジェクトの第1弾。「手術室に入りたい」という夢がかなった安田さんは「たくさんの人を助けたい」と将来への思いを新たにしていた。(黒田耕司)

 市商工会青年部は5月、市内や近郊に住む小中学生を対象にかなえたい夢を募り、47件の応募から安田さんの夢など8件を選んだ。

 1歳のときに病で父親を亡くした安田さん。「お父さんが亡くなったから、病気を抱えている人を助けてあげたい」と医師を志すようになった。母の敦子さん(44)は「小さくて父親のことが記憶にないのも悔しいみたいです」と話す。最近祖母も亡くし、「助けてあげたかった」と泣いていたという。