「鯰峠の伝説」の舞台となった馬路池。鯰峠から東に約1キロ離れた場所にある=赤穂市西有年
「鯰峠の伝説」の舞台となった馬路池。鯰峠から東に約1キロ離れた場所にある=赤穂市西有年

 夜のとばりが降りる時間帯を「逢魔(おうま)が時(とき)」といい、古くから不吉なことが起きると信じられてきた。ナマズが人間に化けて現れ、それを丸のみする大蛇の言い伝えがある馬路(うまじ)池(赤穂市西有年)を日没時に訪れた。

 「暗くなると、モワっとした妖気を感じますね」。かつて地元の有年小学校で勤務した大手壽之さん(48)=現尾崎小校長=に池まで同行してもらい、道すがらそう口にした。馬路池の周辺には、逢瀬を重ねる娘と若者が大蛇にのみ込まれる-との伝説が残る。