兵庫県姫路市は1日、エコパークあぼし(同市網干区網干浜)のごみ焼却で発生したばいじん処理物から基準値の約2倍のダイオキシン類が検出され、大阪湾広域臨海環境整備センターから搬入停止処分を受けたと発表した。
市によると、同センター姫路基地に持ち込んだばいじん処理物から、1グラム当たり6・7ナノグラム(ナノは10億分の1)のダイオキシン類が検出された。ダイオキシン類を高温で分解するなどして処理する際、何らかの理由で高温にならなかったとみられるという。
市は焼却施設の点検や排ガスの測定を行い、環境への影響がないことが確認でき次第、ごみの焼却処理を再開する。搬入停止中のばいじん処理物は、再開までエコパークあぼし内で保管する。(真鍋 愛)