高齢化や人口減少による担い手不足で、地域行事の存続が難しくなっている。兵庫県内有数の祭りどころの播磨地域も例外ではなく、姫路市内では経験や知識の継承が十分にできず、事故も目立つ。人材を確保するため、祭礼の日程を週末にしたり、留学生に協力を求めたりして、伝統をつなぐ試みが始まった。(橘高 声、真鍋 愛)
■けが人はなかったが、祭りは中止に
昨年8月、姫路市勝原区朝日谷地区の愛宕神社で、お盆に行う伝統行事「火揚げ」の準備が進んでいた。高さ約12メートルの大柱の先端に取り付けた竹籠に、石をわらで包んだたいまつを投げ入れ、火を付ける行事で、市重要無形民俗文化財に指定されている。
住民ら約30人が、竹籠付きの大柱を起こす作業をしていた時だった。大柱は真っすぐ立つ目前だったが、突然、根元を支えていた別の柱が「バキッ」と音を立てて割れた。























