遺族から寄せられた慰霊の言葉を代読するJR西日本の梅谷泰郎・福知山線列車事故ご被害者対応本部長=25日午前10時4分、尼崎市久々知3(撮影・斎藤雅志)
遺族から寄せられた慰霊の言葉を代読するJR西日本の梅谷泰郎・福知山線列車事故ご被害者対応本部長=25日午前10時4分、尼崎市久々知3(撮影・斎藤雅志)

 尼崎JR脱線事故の発生から20年となった25日、事故現場に整備された追悼施設「祈りの杜」で追悼慰霊式が営まれ、遺族からのメッセージが代読された。「悲しみや苦しみが消えることはありません」。息子を亡くした女性の「慰霊の言葉」として、JR西日本の梅谷泰郎・福知山線列車事故ご被害者対応本部長が、時折声を詰まらせながら読み上げた。全文は次の通り。