【モスクワ共同】ロシア最高裁は17日、ウクライナ侵攻に反対する改革派野党ヤブロコを9月の下院選の比例代表から除外することを容認した自らの決定を再審理し改めて除外を認めた。中央選管が選挙参加を認めた比例代表の計11政党からヤブロコを除外する決定が法的に発効。比例代表でプーチン政権に批判的な有権者の受け皿がなくなることが確実となった。

 侵攻に反対する唯一の政党ヤブロコの除外は「反戦」の争点化や同党の急伸を警戒したプーチン政権の意向が反映された可能性が高い。ヤブロコは1993年創設の代表的なリベラル政党だが、下院に議席を持たない。

 ヤブロコのルイバコフ代表は再審理後、記者団に「平和と自由を掲げたため、われわれは選挙から除外された」と表明。憲法裁判所などでさらに争う姿勢を示したが、決定が覆る可能性は低い。 下院450議席のうち比例代表と小選挙区でそれぞれ225議席を争う。小選挙区ではヤブロコの候補者の出馬は禁じられておらず、140人以上が立候補する見通し。