オマーン沖のホルムズ海峡に浮かぶ船舶=6日(ロイター=共同)
 オマーン沖のホルムズ海峡に浮かぶ船舶=6日(ロイター=共同)

 【テヘラン共同】イランがトランプ米政権に対し、米軍によるイラン港湾封鎖の解除といった要求を受け入れれば、封鎖状態のホルムズ海峡を「7日以内」に開放する考えを伝えたことが22日、イラン政府高官の話で分かった。港湾封鎖でイラン産原油輸出はほぼ停止しており、長引く膠着状態の打開を狙って揺さぶりをかけた。

 米ニューヨークでの国連総会に合わせ、この案を土台に仲介国と協議する方針。イラン政府高官によると、米側が港湾封鎖の解除に加え、海峡周辺での軍事行動を停止する方針を示せば、海峡の早期開放に応じるという。

 イランの外交・安保を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のレザイ事務局長は今月19日、対米交渉再開には港湾封鎖解除やイラン資産凍結解除など7条件の受け入れが必要との考えを表明していた。

 イランは国庫収入の柱である原油輸出ができず、経済的な苦境が深まっており、指導部内で懸念が広がっていた。対米交渉の再開を急ぐべきだとの意見もあり、米側の対応次第で交渉再開の条件を緩和する可能性もありそうだ。