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宝塚・ボーガン殺傷

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 兵庫県宝塚市安倉西2の民家で、4人がボーガンで撃たれて殺傷された事件で亡くなった野津英志(ひでゆき)さん(22)は、建築の専門学校で勉学に励み、この春、大手ハウスメーカーに就職したばかりだった。「家を建てるという夢を、客といっしょにかなえたい」と熱く語っていたという英志さん。努力を惜しまず夢を追う若者の早すぎる死に、学校職員らは衝撃を隠せずにいる。

 殺人未遂容疑で逮捕された野津英滉容疑者(23)の弟、英志さんは4日、頭部に負った2本の矢の傷が原因で亡くなった。

 英志さんは高校を卒業後、京都府南丹市の京都建築大学校建築科に進学。2年後には建築専攻科に進み、難易度の高い課程にも積極的に取り組んだ。2級建築士とインテリアプランナーの学科試験に合格。大阪に本社がある大手ハウスメーカーに設計や施工管理を担う技術職として就職した。

 在学中、学費や資格試験料のため、ガソリンスタンドや警備会社でアルバイトに励み、自宅から通った。間近で見ていた就職指導員の女性は「自分が決めた道を突き進む姿は私から見ても頭が下がる」。経験を積んで独立し、起業も夢見ていたといい「将来有望な若い命が絶たれ、残念で仕方ない」と声を落とす。

 一方で「家庭環境や兄のことはニュースで初めて知った」という。「からっとしていて清潔感のある青年。暗い部分は全く見せなかった。今日も夢を語る彼が近くにいる気がする」と空を見上げた。(大田将之)

2020/6/9

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