バレーボールSVリーグ初代女王となり、優勝祝賀会と会見を開いた大阪マーヴェラス=大阪市北区、大阪ステーションホテル
バレーボールSVリーグ初代女王となり、優勝祝賀会と会見を開いた大阪マーヴェラス=大阪市北区、大阪ステーションホテル

バレーボールSVリーグ女子で初代女王に輝いた大阪マーヴェラスは28日、大阪市内のホテルで優勝会見と祝賀会を開いた。

昨季は「JTマーヴェラス」としてVリーグで活動し、リーグ戦を全勝しながらプレーオフ決勝でNEC川崎に敗れて栄冠を逃した。今季はリーグ戦を37勝7敗で1位となり、プレーオフ決勝はNEC川崎にストレート勝ちで2連勝し、初代チャンピオンとなった。

主将の田中瑞稀はリーグ戦全勝した昨季について「勝たなきゃいけないと自分たちにプレッシャーをかけすぎて、自由にできなかった」と振り返り、「今季は楽しみながらプレーするように考え方をスイッチした」と精神面の変化を挙げた。

リーグ戦での敗戦も「勝ち続ける重圧がなくなった」とポジティブにとらえ、リベロ目黒優佳は「負けた試合の後も『次はこうしよう』と話し合ったり活気があった」と実感する。プレーオフ準決勝第1戦でデンソーにストレート負けした際も、「硬くならずに次戦に臨めた」(目黒)とその後の逆転勝利につながった。セッター東美奈は「すごくいい試合ができた」とデンソー戦を今季ベストゲームに挙げ、勢いに乗った大阪マーヴェラスは初代女王に上り詰めた。

激闘を終え、選手たちはオフを満喫中。優勝した自身へのごほうびを問われ、林は「旅行に行ったりリラックスさせていただいている」と話し、目黒は「大自然でリラックスした」。東は「シーズン中は食べられない生物(なまもの)をいっぱい食べた」と笑みを浮かべ、主将の田中は「ごほうびは賞金が入ったら考えたい」と冗談めかした。

(まいどなニュース・伊藤 大介)