「これは『世界一幸せな洗濯』ですね」--。そんな共感の声とともに、1.3万件以上の「いいね」が集まった一枚の写真があります。
Threadsに写真を投稿したのは、もうすぐおばあちゃんになるnagahinaさん(@nagahina)。写っているのは、娘さんが、生まれてくる赤ちゃんのためにベビー服を「水通し」している様子です。母親になる準備を進める娘の姿と、青空にはためく小さな服の光景に、nagahinaさんは思わず「尊い…!」と、これまで口にしたことのない言葉がこぼれたといいます。世代を超えて広がった、温かい祝福の物語です。
「水通し」とは、生まれてくる赤ちゃんの肌に直接触れる新しい衣類を、事前に一度洗濯しておくこと。新しい命を迎えるための、愛情のこもった準備の一つです。
ある日、nagahinaさんのもとに、娘さんからLINEで一枚の写真が送られてきました。
「特別なタイミングではなくて、『お母さん見て見てー』という感じでLINEで送ってきてくれました。可愛かったので思わず撮ったようです」とnagahinaさんは話します。そこに写っていたのは、青空の下、カラフルで小さなベビー服がたくさん干されている、幸福感あふれる光景でした。
その写真を目にした瞬間、nagahinaさんは思わず「尊い」という言葉を初めて口にしたといいます。
「娘が赤ちゃんに着せるのを楽しみにしながら、母親になる準備をしているんだなと感じたからです。また私自身も初孫に会える楽しみな気持ちが高まって自然と頭に浮かびました」
LINEでの「小さくて大変だった笑」という娘さんの言葉からも、小さな服を一つひとつ丁寧に、嬉しい気持ちで干している様子が伝わってきたそうです。
この心温まる光景をThreadsで共有したところ、投稿は大きな反響を呼びました。
コメント欄には、「別名『人生で一番幸せな洗濯』ですね」や「『世界一幸せな洗濯』というやつですね!」といった温かいメッセージが多数寄せられました。また、「幸せのお裾分けありがとうございます」「幸せで涙が出た記憶があるわ…26年前だけどね」など、自身の経験と重ね合わせ、感動を共有する声も集まりました。
寄せられた多くの祝福や共感のコメントに、nagahinaさんは「思いがけないほどたくさんの人々の心に届いたようで、驚きと共に嬉しい気持ちになりました」と語ります 。
nagahinaさんは、この出来事を通して、当たり前の日常に隠れた幸せに改めて気づかされたといいます。「家事として日常的に洗濯をしていても、幸せだなぁと思いながらすることはほとんどありません。新しい命のための洗濯ほど幸せに感じることはないなと思いました」
娘さんが何気なくカメラに収めた「世界一幸せな洗濯」の光景は、家族だけでなく、多くの人の心に温かい記憶を呼び覚ます一枚となりました。
























