阪神・淡路大震災30年報道の新たな試みとして、関西の民放各局との連携プロジェクトをPRする高瀬耕造アナウンサー=NHK大阪放送局
阪神・淡路大震災30年報道の新たな試みとして、関西の民放各局との連携プロジェクトをPRする高瀬耕造アナウンサー=NHK大阪放送局

 NHK大阪放送局は19日、定例の局長会見を開き、来年1月17日で丸30年となる阪神・淡路大震災の関連番組について発表した。兵庫県出身で、震災30年報道の取材をしている高瀬耕造アナウンサーが出席。これまで東京勤務などが長かったこともあり「阪神・淡路について正面から取材したり向き合ったりしたことがなく、ずっと負い目があった」と心境を明かした。

 高瀬アナウンサーは西脇市生まれ、明石、加古川市育ち。1995年の震災発生当時は神戸・三宮の予備校に通っていたという。同年3月に早稲田大に進学するため上京。「神戸は憧れで大好きな街だった。阪神・淡路を置いて上京したという、後ろめたさみたいなものがずっとあった」と振り返った。