国土交通省神戸運輸監理部は8日、バスを降りた乗客のスカートの裾が扉に挟まっているのに発車し、乗客にけがを負わせたとして、道路運送法違反などで淡路交通洲本営業所(兵庫県洲本市)を文書警告した。
同部によると、昨年7月3日、洲本バスセンター発の路線バスが南あわじ市の古津路バス停に停車した時、降りた乗客のスカートの裾がステップ上に残っていることに運転手が気付かずに扉を閉めて発車。乗客は転倒し重傷を負った。
同部はまた、今年2月5日に運転手が路線バスを運転中に携帯電話を使ったとして、同法違反などで神姫バス三木営業所(三木市)を文書警告した。
いずれも両営業所の運転手に対する指導、監督が不適切だったと判断した。