大規模災害時の人命救助や被災者支援を円滑に進めようと、官民で連携を確認する猪名川町の実動防災訓練が、大型物流拠点施設「プロロジスパーク猪名川」(同町差組)であった。消防や県警、自衛隊のほか、町と防災協定を結んでいる企業も加わり、支援物資を円滑に輸送する流れを確かめた。(小林良多)
■倒壊家屋からのけが人救出や県警ヘリによる訓練も
県予測によると、同町は南海トラフ巨大地震による被害が阪神地域の沿岸部に比べて少ないと見込まれる。町内を通る新名神高速道路の開通に伴って物流能力が拡大したこともあり、大規模災害時には支援拠点としての役割が期待される。