女子サッカーなでしこリーグ１部のＡＳハリマアルビオンは５日、明石公園きしろスタジアム（兵庫県明石市）でニッパツ横浜ＦＣシーガルズと対戦し、３－０で快勝した。ＦＷ千葉園子が全得点に絡む活躍を見せ、７００人超の観客にリーグ後半戦の快進撃を誓った。

　前半は「相手の組織的な固い守備に手を焼いた」千葉だが、後半７分、ＭＦ小池快の浮き球に反応して右足で冷静にネットを揺らした。チーム一筋の元日本代表にとって、リーグ通算５０点目のメモリアルゴール。さらに同３５分、ＭＦ藤原安佑のピンポイントクロスに詰めてオウンゴールを呼び込み、同４２分にはＦＷ井之脇朱音とのパス交換から右足を振り抜いて勝利を決定づけた。

　「後半戦、いいスタートが切れた。これからもハリマの勢いは止まらない」と高らかに宣言したエース。次節（１２日）は４月にホームで敗れたセレッソ大阪堺が相手だが、雪辱を果たして大きな波に乗りたいところだ。（大山伸一郎）

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