かなしきデブ猫ちゃん主人公のマルが来校したことの感謝を込め砥峰太鼓を披露する児童ら=長谷小学校
かなしきデブ猫ちゃん主人公のマルが来校したことの感謝を込め砥峰太鼓を披露する児童ら=長谷小学校

 神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」の主人公・マル(3歳雄)が17日、神河町立長谷小学校(同町長谷)を訪れ、全校児童(10人)らと絵本の読み聞かせや記念撮影などを楽しんだ。

 同校は昨年度、授業で第2シリーズ「マルの真夏のプレゼント」の読み聞かせを実施。昨年11月の学習発表会では、「デブ猫ちゃんマルの兵庫五国の旅、伝えよう長谷のすてき」という演目で、児童たちの心に残っている絵本のシーンや感じたことを発表したり、「マルに地域のすてきなとこを教えたい」と、長谷の魅力を伝えるリーフレットを作成したりした。

 この日は体育館にマルが現れると児童たちは大興奮。「フランスパンはどこでもらったの」「兵庫で旅した中で一番好きなまちはどこ」など、マルに次々と質問をぶつけていた。最後にマルへの感謝の気持ちを込めて、全校児童で砥峰太鼓の演奏を披露した。

 6年生の藤原奏音(かのん)さんは「兵庫五国をはじめ、いろんな場所を旅するマルが大好き。これからも旅を楽しみ、長谷にも来てほしい」と笑顔だった。(藤原 学)