売上金の一部を県立こども病院へ寄付する「おひさままマルシェ」でタッグを組む足立佐知子さん(右)と奥嶋愛さん=丹波市青垣町佐治
売上金の一部を県立こども病院へ寄付する「おひさままマルシェ」でタッグを組む足立佐知子さん(右)と奥嶋愛さん=丹波市青垣町佐治

 小児がんなどの重い病気と闘う子どもたちを支援しようと、看護師の足立佐知子さん(52)=丹波市青垣町小倉=が、売り上げの一部を病院などに寄付する「おひさままマルシェ」の活動に力を入れている。生後間もない娘や夫を亡くしたことから、「今できるうちにやりたいことをやろう」と決意。自分と同じように2年前に子どもを亡くした女性との出会いも後押しになった。「悲しいこと、つらいことが多い人生だけど、このまま終わらすのはもったいない」と前を向く。(伊藤颯真)