兵庫県加古川市出身の俳優で、加古川観光大使の上野樹里さん(36)が、同市の二酸化炭素(CO2)実質排出ゼロを目指すための「ゼロカーボンロゴ」を描いた。加古川の流れや高御位山(たかみくらやま)をイメージし、地元愛あふれる親しみやすいデザインに。上野さんは、打診した市職員も舌を巻くほどの意欲で取り組んだという。
上野さんは2021年12月、加古川観光大使に就任した。
地元を紹介する動画を公開し、母校の加古川小学校の創立150年記念式典にサプライズで登場するなど、精力的に活動している。
同市環境政策課の職員らは、上野さんが環境問題に関心が高いと聞いていた。
そこで同課は23年1月23日、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って、ゼロカーボンロゴのデザインを直接依頼。上野さんは快諾したという。
オンラインでの会話が終わって約30分後だった。
職員のスマートフォンに、上野さんからのLINE(ライン)メッセージが届いた。そして、色鉛筆で描いたデザイン案の写真が8種類、次々と届いた。
職員は、あまりにも素早い対応に驚いたという。
4月25日には、上野さんが同市を訪れ、職員とデザインを協議。その際も、クレヨンやソフトパステルで描いた約20種類のイラストを持参したという。
約3時間、職員と話し合ったり、その場で描いたりし、地球を表現した丸い形の案に絞り込んだ。
その後、上野さんは東京に帰ってからも、職員とLINEでやりとりして細部を詰めた。
絵の具やクレヨン、ソフトパステルなど、さまざまな画材でも描き、色合いなどを試行錯誤。デザイン案は計数十種類に上ったという。
環境政策課の福山新一郎課長は「上野さんは再生可能エネルギーなど環境問題について非常に詳しく、ロゴのデザインにも、すごく情熱を持って取り組んでいただいた」と話す。
完成したデザインは、上野さんお気に入りのソフトパステルを使って、手書き風に。地球をイメージして青と緑を基調にした。
「Zero」の「o」を太陽に、「Carbon」の「C」を月に見立て、昼夜を描くことで、持続可能な社会を表現した。さらに、2つのワードの「r」を新芽に、「Kakogawa」の「g」を花に重ね合わせ、新たな自然を育む思いを表している。
上野さんはロゴの公開に合わせ、市のホームページに、メッセージ動画を寄せた。
「自然を感じていただけるような温かいロゴマークに仕上がったと思います。みなさんに気に入っていただけると大変うれしく思います」
「これからもみなさんによって加古川の街が守られ、そして住みやすく、健やかなまちであることを願っています」
岡田康裕市長は「(ロゴは)すごく優しいイメージ。市民がゼロカーボンに関心を持っていただくきっかけになる。非常にありがたい」と喜ぶ。
同市は2050年のCO2実質排出ゼロを目指し、「ゼロカーボンシティ宣言」を22年2月に表明。ロゴは職員の名刺やホームページ、イベントなどで使うという。
また市と協定を結び、「ゼロカーボンパートナー」となる事業者も募っている。パートナーになれば、ロゴを名刺やホームページなどに使用できる。市内に工場や店舗、事務所などがある事業者が対象。市環境政策課TEL079・427・9769
(斉藤正志)

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