東播

播磨町の新型コロナワクチン 高齢者7月完了目指す 集団接種、県内最後のスタート

2021/05/23 05:30

 兵庫県播磨町の65歳以上を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が22日、中央公民館(東本荘1)で始まった。140人が注射を受け、副反応は確認されなかった。県内で最後のスタートになったが、6月からは個別接種も予定し、7月中に高齢の希望者全員の接種を完了させるという。(門田晋一)

 同町では、会場での感染拡大を防ぐため、接種を担当する医療従事者の優先接種が終了するのを見計らっていたため、集団接種の開始が遅れたという。

 この日は、医師や看護師、町職員ら計44人が出動。同公民館大ホール内をパーティションで区切り一方通行にした。高齢者は、四つの問診ブースに分かれて医師からアレルギーや服薬の有無を尋ねられた。3カ所の接種ブースに進み、看護師らから注射を受けた。接種済証を受け取り、経過観察のためロビーに並べられた椅子で15~30分間待機してから、会場を後にした。

 同町の女性(71)は「町職員は準備が大変だろうけど、接種してもらえてありがたい」と話した。

 まだ接種していない高齢者の予約は、24日午前9時から始める。毎週約430人ずつを、電話、インターネット、無料通信アプリLINE(ライン)で受け付ける。接種日は各予約開始日の翌々週の土日で、同日からの予約なら6月12、13日、5月31日からの予約なら6月19、20日となる。

 6月上旬からは受診歴がある医療機関での個別接種と介護施設での接種を始め、中旬からは平日の集団接種も予定。今月中に町ホームページに詳細を掲載し、来月初めには住民に案内を郵送する。コールセンターTEL0120・748567

続きを見る
東播新型コロナワクチン

あわせて読みたい

東播

もっと見る 東播 一覧へ

特集