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人形劇や手品に笑顔 高齢者招き公演 高砂のグループ

2021/07/18 05:30

 兵庫県高砂市の人形劇グループ「夢良人(むらびと)」(山口和美代表)が17日、同市荒井町小松原2の小松原自治会館で、地元の独居高齢者11人に人形劇や手品を披露して楽しませた。

 同市社会福祉協議会が取り組む「ふれあいいきいきサロン」の一環。孤立しがちな高齢者や障害者、子育てに悩む人などを招いて地域住民と交流する事業で、この日は同協議会の小松原福祉部会(石原徹代表)が主催した。

 夢良人は2019年10月、同市の高齢者大学「松陽学園」のクラブ活動として発足。新型コロナウイルスの感染拡大で長らく公演を控えていたため、この日はメンバー9人が「おおきなかぶ」などを張り切って演じた。

 大人数で力を合わせても動かないかぶを猫やネズミの手まで借りて引き抜くと、会場は拍手で盛り上がった。近くに住む女性(89)は終始、笑みを浮かべうれしそう。「ワクチン接種や買い物以外は1カ月外出していなかったので、今日は久しぶりに楽しかった」と声を弾ませていた。(笠原次郎)

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