ＪＲ加古川駅南の加古川ヤマトヤシキ（兵庫県加古川市）に入る洋菓子店「パティスリー花梨（かりん）」が、２月３日の節分にちなみ、ロールケーキ「恵方巻きロール」を販売する。果実をふんだんに使い、ふわっとした食感に仕上げた。同１日から店頭販売し、事前の購入予約も受け付ける。

　節分の雰囲気を感じてもらおうと、生クリームとオレンジ、イチゴ、キウイを、チョコクレープで包んだスポンジで巻き、恵方巻きに似せた。よりふんわりとした食感を求め、スポンジには米粉を使う。直径８センチ、長さは１６センチ。さすがに丸かぶりは難しそうだが、２０１９年から売り始めたところ好評という。

　さらに節分限定のメニューとして、鬼の愛らしい顔を表現したケーキ「赤鬼くん」も並ぶ。隠し味に塩を使ったクッキーに、キャラメルソースやスポンジを重ね、リンゴのクリームで包む。シェフの前川良忠さん（４４）は「味も見た目も楽しめるお菓子。コロナ禍だが、ぜひ食べてもらい、お客さんを笑顔にしたい」。

　「恵方巻き－」が１６２０円で、「赤鬼－」は５９４円。予約は２月１日までで、店頭販売は１～３日。同店は午前１０時～午後７時半（土日祝は同７時）。ＴＥＬ０７９・４２７・３７４８

（千葉翔大）