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吉本新喜劇の構成作家(左端)の指導を受けながらツッコミの仕方を学ぶ生徒=高砂南高校
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吉本新喜劇の構成作家(左端)の指導を受けながらツッコミの仕方を学ぶ生徒=高砂南高校

 吉本新喜劇で活躍するお笑い芸人吉田裕(ゆたか)さん(42)=兵庫県高砂市出身=が卒業した高砂南高校(高砂市西畑2)で、生徒が吉本興業の芸人らから指導を受け、漫才などに取り組んでいる。5年前に吉田さんが母校を訪問したことがきっかけになり、毎年続いてきた。今年は1、2年生の有志が「高南(たかなん)よしもと新喜劇」と銘打った舞台を収録し、18日に校内で放映する。(笠原次郎)

 吉田さんは「乳首ドリルすんのか~い!」などのネタで知られ、2017年に母校を訪問。その後、同校と芸人らのコラボが始まった。

 今回はこの特別カリキュラムに1、2年生23人が参加し、昨年4月から漫才に挑戦。吉本興業所属のコンビから助言を受けた約10組が、同7月に授業でオリジナルの漫才を披露した。

 生徒たちはその後、新喜劇のあらすじづくりにも挑戦。それを基に、新喜劇の元座員で現在は構成作家を務める宮崎高章さん(44)=大阪市=が、30ページ分の本格的な台本を考えた。

 物語は、高砂市内の高級ホテルを舞台に、オーナーの息子の不良高校生が引き起こす借金トラブルを軸に展開する。今月3日、同校で行われた最後の仕上げでは、宮崎さんがボケやツッコミの基本を指導。体育館で通し稽古をし、せりふの細部などを詰めた。

 ホテルの客役で2年の女子生徒(17)=高砂市=はツッコミのこつを教わり、「役に入り込んで強めに声を出すといいと分かった」と手応えを語った。

 舞台は約1時間。主人公の不良息子を演じる1年の男子生徒(15)=加古川市=は「普通の高校生じゃできない経験」と興奮ぎみ。「将来は人前に出て演じる仕事をしたい」と意気込んだ。

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